洗面所・脱衣場リフォーム
目次
洗面所に設置する手洗い器といえば
洗面台ですが、手洗い器には他にもいくつかの
種類があることをご存知でしょうか。
手を洗う場所という点に関しては同じですが、
それぞれの手洗い器には異なる特徴と
特徴に合ったおすすめの使い方があります。
この記事ではそんな手洗い器の種類と
特徴や用途についてご紹介します。
早速手洗い器の種類とその特徴について
ご紹介していきましょう。
手洗い器と聞いて、始めに思い浮かぶのは
洗面台でしょう。
洗面台は洗面ボウルという受け皿と
水栓がある身支度を行うための設備です。
トイレスペースに設置されている、
小さい手洗い器も洗面台と呼ばれます。
現在、洗面所や脱衣場に設置される手洗い器で
最も主流となっているのが洗面化粧台です。
洗面化粧台は洗面ボウルと水栓に加え、
シンク下収納や小物置き、鏡など様々な
便利機能が追加された手洗い器ことを
指します。
造作洗面台とは、システム洗面台とも呼ばれる
オリジナルの洗面台のことです。
洗面化粧台に必要な洗面ボウルや水栓、
鏡や収納などを自分の好みや使い方に
合わせて自由に選んで組み合わせることができます。
スロップシンクは洗面台と同じく、
洗面ボウルと水栓で構成されている手洗い器。
他の手洗い器に比べると底が深いのが
特徴となっています。
シンプルな構造の洗面台は
洗面所やトイレなど場所を選ばず、
様々な場所に設置することができます。
コロナ対策が重要視されている現在では
玄関に設けている家庭も少なくありません。
洗面台の主な用途は手洗いで、他に歯磨きや
洗顔など簡単な身支度を行うこともできます。
しかし、鏡がなく自分の姿を確認することは
できないため、化粧やヘアメイクを行うのは
難しいでしょう。
洗面化粧台は洗面台よりも多くの設備が
付属しているため、より本格的な身支度に
向いています。
化粧やヘアメイクはもちろん、コンセントが
設けられている場合も多いため、ドライヤーや
電気シェーバーなどの家電を使用して身支度を
行うことも可能です。
また、洗面化粧台には収納もあるため、
水回りで使用するアイテムのストックなどを
収納しておくこともできます。
造作洗面台は、自身で設備を選ぶことが
できるため、用途に合わせてデザイン
することができます。
手洗いのみを目的とするのであれば、
洗面台のように最小限の設備で
コンパクトかつシンプルなものを
組み合わせた造作洗面台を。
身支度を全て行えるようにするのであれば、
洗面化粧台のように様々な設備と
化粧用のカウンターなどを設けることで
便利な造作洗面台を作ることができます。
スロップシンクの用途は
他の手洗い器と少し異なります。
“スロップ”には英語で汚水という意味があり、
一般的に掃除道具や靴など、
洗面台で洗うことが躊躇われるものや
大きくて洗いにくいものを
洗うためにスロップシンクは使用されます。
底が深いことから水はねしにくく、
洗濯物の予洗いやつけ置き洗いなどにも
使いやすいというのがメリットです。
手洗い器は種類によって用途は異なりますが、
全ての手洗い器には水栓とシンクが付いています。
最後にその水栓とシンクが使いやすくなる
おすすめの機能をご紹介しましょう。
手を触れずに吐水・止水を行うことができる
タッチレス水栓は、どの手洗い器に設置
しても便利な設備です。
タッチレス水栓にすればより衛生的に
手を洗うことができ、化粧品で手が
汚れている時にも触れずに操作することが
でき、水栓自体が汚れません。
手洗い器を設置するスペースに余裕がある
のであれば、シンクを2つ並べるのも
おすすめです。
シンクが2つあれば同時に使用することが
できるため、手洗いや身支度の順番待ちを
する必要がなく、効率的に作業を進める
ことが可能となります。
手の汚れを流したり、化粧や衣類の汚れを
落としたりする手洗い器のシンクは、
汚れやすいためこまめな手入れが必要です。
しかし、シンクをコーティングしておけば
汚れがつきにくくなるため
手入れの手間を省くことができて
手洗い器を清潔に保ちやすくなります。
洗面台が代表的なものとして挙げられる
手洗い器には、洗面台の他に洗面化粧台や
造作洗面台、スロップシンクなどの種類
があります。
それぞれで付属している設備や用途が異なり、
用途に合ったものを使うことで
作業をよりスムーズに進めることができます。
手洗い器の設置を考える際は、まずどういった
用途に使用するかを考え、その用途に合ったものを
設置するようにしましょう。