トイレリフォーム
目次
湿気が溜まりやすく汚れやすい
水廻りの床材は、機能性を
重視したいところ。
トイレや洗面所はゲストも使用するため、
デザイン性も大切です。
機能性とデザイン性、どちらを重視するかは
なかなか決めがたいものがあります。
そこでおすすめなのが機能性と
デザイン性の両方を兼ね備えた
クッションフロアです。
この記事ではクッションフロアの魅力と
クッションフロアに張替える際の費用について
詳しく解説します。
クッションフロアは、
床材に使用される種類のひとつです。
塩化ビニルを主な原料としており、
住宅に限らず店舗などにも使われています。
住宅の床材として使われるクッションフロアは
4層構造となっており、
柔らかい踏み心地が特徴です。
ではクッションフロアには
どのような魅力があるのか見ていきましょう。
水回りの床材として使用するなら
最も大切なのは防水性です。
クッションフロアは水分を吸収しづらく、
防水性に優れているため
水に濡れてしまっても拭き取るだけで
すぐに元通りになります。
そのため、カビの発生や床の腐食を
抑えることが可能です。
それに加えて嬉しいのが汚れにも強いところ。
汚れも水と同様、拭き取るだけですぐに
落とすことができるためメンテナンス性も抜群です。
高い機能性を持ちながらも比較的安価で
手に入れることができるというポイントも
メリットのひとつです。
水回りでは床材より設備にお金をかけたい
という方も多いでしょう。
床材をクッションフロアにすれば
見た目や機能性を諦めることなく
費用を抑えることができるため、
他の設備に予算を回すことが可能です。
機能性も高くお財布にも優しい
クッションフロアですが、やはり
デザイン性も気になるところ。
クッションフロアはデザインや色の種類も
豊富で、自分好みの水回りを作るには
ピッタリの床材となっています。
シンプルなものからおしゃれなタイル調、
個性溢れるデザインまで
様々な種類から選ぶことができます。
クッションフロアはシート状になっており、
紙のようにハサミやカッターで切って
部屋の形に合うように
サイズを調整することができます。
張替えや撤去もしやすいため、
施工費を抑えることもでき
DIYでも人気の素材となっています。
一時的な床材としてクッションフロアを張り、
その後別の床材に張り替えるという場合にも
使用されることがあります。
機能性とデザイン性、そして費用面でも
バランスが取れているクッションフロアですが
中にはこのようなデメリットも。
柔らかいクッションフロアは
家具などの重量のあるものを置いた時に
跡が残ってしまうというのがデメリットです。
家具をずっとその場に置いておけば
気にならないかもしれませんが、
模様替えをすると跡が見えてしまうため
ラグやマットで隠す必要がでてきます。
跡を残さないためには
家具を配置する前にラグやマットを敷くなどの
工夫をすることが大切です。
元々の耐久性の低さに加え、
熱湯や紫外線などの熱に弱いという点も
クッションフロアのデメリットです。
日差しが強い場所の床材を
クッションフロアにすると剥がれたり、
劣化が早まってしまうことがあります。
熱湯がかかったり、タバコを落としたりすると
変色したり溶けてしまう場合もあります。
費用も安く張替えも簡単ですが、
何度も張り替えるとそれなりの手間と費用にも
なってしまうため、扱いには注意が必要です。
塩化ビニルで作られているクッションフロアは
通気性が悪いという特徴があります。
湿気が溜まりやすい水回りにおいては
非常に痛いデメリットです。
床下に湿気が溜まるとカビが発生し、
変色する可能性も考えられます。
床下がクッションフロアの場所は
湿気対策を入念に行っておくことが大切です。
「クッションフロアへ張り替える費用」
費用の安さもメリットのクッションフロア。
実際に張り替える際はどのくらいの費用が
必要となるのでしょうか。
既存の床材がクッションフロアで
新しいクッションフロアに張り替える場合は、
重ね張りという施工方法が多く、
1平米あたり2200円〜4500円程度で
施工が可能です。
※価格はあくまでも目安です。
フローリングなど、他の床材の上に
重ね張りをする場合や
既存のクッションフロアを剥がして
新しく張り直す場合はさらに費用が必要です。
機能性を取るかデザイン性を取るかで
悩みがちな水廻りの床材には、
クッションフロアがおすすめです。
クッションフロアは水や汚れに強く、
デザイン性にも優れています。
比較的安価で張り替えることができるので
クッションフロアで水廻りを
自分好みにリフォームしましょう。